ヤミノ・ペイメイ:「おい、半裸男。そこをどくのじゃ!抵抗するならそれなりの覚悟があるという事だな!」
ペイン・ポスギ:「ほぅ、親玉がベッピンな姉ちゃんだとは驚いたぜ。人の土地に入って悪さをした事は、プロテイン1年分で勘弁してやらぁ!」
ヤミノ・ペイメイ:「フッ、口だけは一丁前の様だね。やっておしまい!!」
先住民族:「俺たちの邪魔をしたことを後悔するんだな!この筋肉バカめ!」
ペイン・ポスギ:「秘術!肛門開口羅生門(こうもん かいこう らしょうもん)!!!デアリャー!」
ブリブリブリブリッ!!
ヤミ陰陽師:「は、鼻がもげる!クッ…」
バタッ
社畜2号:「何だかわらんけど、凄まじい技だ!」
社畜1号:「おい、あのでっけぇトンカチは使わないのか!まぁいいや…」
村民:「わあー!やれやれー!!いいぞポスギ!」
隠れカマシタン:「野郎!くらえ カマキリアタック!」
ペイン・ポスギ:「甘い甘い!雪崩式シリコン豊胸術!からのシャクティー浣腸!!オラオラオラァ!」
「ぎゃぁぁぁぁぁああああ!!」
バタッ
ヤミノ・ペイメイ:「な、何!クッ、一度引くしかあるまい!」
ペイン・ポスギ:「逃すかよ!とっておきの技をお見舞いしてやる!揉みしだき式ローリング ブリトー!!」
スパッ!
ペイン・ポスギ:「ありゃ?」
カマクサ・ムシロー:「むさ苦しい筋肉男め!調子に乗るなよ」
ヤミノ・ペイメイ:「ムシロー!遅かったな。ワラワの占いによると、この美術館の中に『うさん島』全域を支配する鍵となる物があるのじゃ!どれか1つの石像の中に埋め込まれている様なのじゃ!」
カマクサ・ムシロー:「ペイメイの占いは必ず当たる。おい!筋肉男、痛い目を見ないうちに立ち去れ!」
ペイン・ポスギ:「オレ様は貴様の様なスカした奴が気に食わねぇんだよ!くらえ、シリコンバレー式スワッピング ダッチワイフ!!」
スパンッ!!
ペイン・ポスギ:「む、無念…」
社畜1号:「おい!ポスギ、それでいいのか!完全に咬ませ犬になってるぞ」
社畜3号:「いやだぁ♡下半身露出なんて惨めだな…」
カモシカ・ポクサイ:「我が甥っ子ポスギよ…良く頑張った。いいかモプコ聞きなさい、お主に見張りを頼んでいた『尻の大王』という石像があるじゃろう。あの石像の尻の穴の中にマイクロチップが埋め込まれている」
ユカノ・モプコ:「尻の大王の中にっすか?はて、それをどうしろってぇ話ですか?」
カモシカ・ポクサイ:「うむ。そのマイクロチップはバナナ社の地下で稼働している人工知能『で〜ぶランニング』のリセットに使うものだ。メザメノ・アカシが極秘でワシに託した、この村の存続をも左右する秘密じゃ。恐らく奴らが探しているのはこのマイクロチップじゃな」
ユカノ・モプコ:「あぁ『で〜ぶランニング』に関してはアカシさんから直接話を聞いたことがあるっす。尻の穴…あった!これを持って逃げれば良い訳っすね」
カモシカ・ポクサイ:「その通りじゃ。さっきから うさん警察署に直通のブザーを押しているのだが、今は行政が機能しておらんから誰も出ない。頼みの綱はお主だけじゃ、何とかそのマイクロチップを持ってアカシかタツオ先生に渡すんじゃぞ!ワシが奴らを引きつける、さあ行け!」
バタンッ!
カモシカ・ポクサイ:「我が名はポクサイ!そこに横たわっている全裸男の叔父じゃ!我が美術館に用があるなら入場料を払え!!」
カマクサ・ムシロー:「入場料だと?笑わせるな!このジジイを縛り上げて、その辺の石像にでも繋いでおけ!」
ユカノ・モプコ:「やっばぁ!でも、今しかねぇな。行くぞ!」
タッタッタッ
ヤミノ・ペイメイ:「ん!! 子ネズミちゃんが1匹逃げるよ!」
ヤミ陰陽師:「追うぞ!」
タッタッタッ
ユカノ・モプコ:「もうダメだぁ…」
バシッ!!
隠れカマシタン:「ウギャッ」
バタッ
ヤミ陰陽師:「えっ!」
上杉雲双:「お前ら!いい加減にしろ!」
隠れカマシタン:「おいおいおい、ヤバイのが出てきたぞ。ムシロー様に知らせろ!!」
社畜1号:「う、上杉双雲だぁー!!よっしゃ、俺達もまだやれるぞ!」
村民ども:「ワァーワァー!!」
ムクッ
ペイン・ポスギ:「上杉だと!アイツに手柄を取られてたまるか!オレ様もいるぞ!!」
カマクサ・ムシロー:「チッ、厄介な野郎が出てきやがった!上杉のゴリラには肉弾戦では敵わない。ペイメイ!呪術の用意をしろ、あのゴリラ男に呪術を仕掛けろ!!」
ヤミノ・ペイメイ:「あいよ任せな!お主らも力を借すのじゃ!カシマシカシマシ…天地天命の…ウッカリ六兵衛…チャッカリ十兵衛……」
※一方、タツオ達は
いつもタツオ:「できる限り美術館の近くまでと思って来てみたが、逃げてくる群衆でうまく進めんわい!」
ナメック・ジロー:「タツオ先生、商業地域ぞいは人混みで進めません。タツオ学院の方から周りこみましょう」
いつもタツオ:「よし、その経路で行くぞ!」
※タツオ学院 跡地
いつもタツオ:「えぇぇ!!我が学院が無残な姿に…」
イチモツ・コタロー:「あっ、そっか。タツオ先生知らなかったんだ。シタ・タカがアルバイトの募集をして、応募したポスギが採用されて取り壊したんだった」
いつもタツオ:「おのれぇシタ・タカめ!!見つけ出したらカラスの餌にしてやるわ!」
メザメノ・アカシ:「タツオ先生!良かった無事で。商業地域が大変なことになりましたね。カケヨ社長が先住民族に捕まったと伺いました」
いつもタツオ:「その様じゃ、商業地域は先住民族に占拠されてしまった。あそこらで働く人々が、いっせいに村に逃げ込んで来て大混乱じゃ。今、美術館の付近が激戦地となっておる様で、吾輩たちは教え子が美術館にいるので助けに向かっているところなのだ」
声:「だから、急速な村の発展は歪みを生んだのじゃ」
すぐにスワル:「これを機に皆、自然に回帰するべきじゃ!」
いつもタツオ:「スワルか!素直じゃない男じゃのぉ。助太刀してくれるなら、そう申せば良いじゃろう」
すぐにスワル:「ふん。アカシの説得に応じただけじゃ、何しろバナナ社の地下には人工知能『で〜ぶランニング』がある。あれが先住民族の手に渡ってはマズイからのぉ」
タッタッタッ
ユカノ・モプコ:「はぁはぁはぁ。やっと皆んなに会えたなぁ!」
一同:「モプコ!!」
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-ナレーション-
美術館の周辺では駆けつけた上杉とポスギを中心に、村民達と先住民族達の戦いが続いていた。とはいえ、前日に「村民デモ」を終えたばかりの村民達は明らかに疲弊している。このまま先住民族達に村ごと占領されてしまうのか!
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ユカノ・モプコ:「タツオ先生、てぇへんだ!美術館が変な輩に襲われてんすよ。今、上杉雲双とポスギを中心に村民達がそいつらに抵抗してるんだが…」
いつもタツオ:「やはりな。お主らを襲ったのは先住民族じゃ。しかしモプコよ、よくぞ無事に逃げ出して来たぞ!」
ユカノ・モプコ:「ポクサイ先生が身代わりになって、その隙に…。あっそうだ!アカシさんにこれを渡してくれって頼まれてたんだぁ」
メザメノ・アカシ:「これは…人工知能『で〜ぶランニング』のリセットに使うマイクロチップじゃないか!この秘密はポクサイ先生と私しか知らない筈だ、なぜ先住民族がこのマイクロチップの事を…」
ユカノ・モプコ:「先住民族の中にとんでもねぇ占い師がいて、その占い師が言い当てたんだ。あっでも、うさん島を支配するカギとかって言ってて、マイクロチップとまでは言ってねぇな。でもそれを聞いたポクサイ先生が血相を変えたんだ。それでアタシにこれを…」
メザメノ・アカシ:「このマイクロチップを『で〜ぶランニング』に差し込むと大爆発が起こる。恐らくは、商業地区全域を吹き飛ばしてしまうだろう…。そして装置は真っさらにリセットされるんだ。この村が不測の事態に陥った時、万が一の為の手段さ」
いつもタツオ:「なるほどな、この村の最後の切り札か…」
上杉雲双:「チッ雑魚どもが!次から次に沸いて出てくるな、オラァ!」
バッシバッシ!!
先住民族:「ぎゃああああー!」
バタッ
ペイン・ポスギ:「オレ様も負けてられるか!くらえ、マハラジャ ペルシアン パイルドライバー!!」
ヤミ陰陽師:「ウッ、くさ!!」
バタッ
村民達:「よっしゃ!いいぞ!」
社畜3号:「きゃ〜!抱いてぇ♡」
カマクサ・ムシロー「クッ調子に乗りやがって!ペイメイ、呪術はまだか!」
ペイメイ:「カシマシカシマシ…鬼頭も武藤もツルツル頭…もう間も無くじゃ…天よ、あのゴリラ男を自在に操らせたまえ!カァ!!」
上杉雲双:「ん?なんだ!頭がクラクラしてきたぞ…おい、そこの女。や、やめろ!」
上杉雲双:「ぎゃおおおおおお!!」
タッタッタ
ブスッ!!!
「ぎゃああああああ」
ペイン・ポスギ:「何しやがる!上杉!!」
社畜1号:「おい、上杉の様子がおかしいぞ!」
社畜2号:「やばい!襲ってくるぞ、逃げろ!!」
村民達:「きゃーきゃー!!」
カマクサ・ムシロー:「よし、良くやったペイメイ!これで勝負あったな」
ペイン・ポスギ:「まだまだぁ。最強必殺!『俺達の集い』、オレ様の忍術に酔いしれな!」
ペイン・ポスギ:「遂にこの技を出してしまったか…。一度使えば寿命が300秒も縮んでしまうという、この荒技を使うなんて。来い!上杉!本物のオレ様を見破れるかな?尋常に勝負しろ!」
社畜1号:「おいおい、見破るも何も服きてねぇ奴に決まってんだろ…。終わったな」
上杉雲双:「ぐがああああ!ハッハッハッ!」
バサッ!
「!!」
社畜1号:「本当に引っ掛かっちゃったよ…」
ペイン・ポスギ:「チッチッチ!そいつはニセモンだぜ!」
上杉雲双:「ハッハッハッ!」
バサッ!
ペイン・ポスギ:「甘い甘い」
カモシカ・ポクサイ:「お主ら!何をボーッとしておるんじゃ、ポスギの『俺達の集い』は5分しか保たん!どう足掻いても上杉には勝てんぞ、この隙に逃げるんじゃ」
一同:「マジかよ!逃げろー」
タッタッタッ
カマクサ・ムシロー:「待て!逃すか、追え!」
タッタッタッ
社畜1号:「はぁはぁ、追いつかれたか。短すぎる社畜ライフだったぜ…皆んな、今までありがとな…」
社畜3号:「もしも生まれ変わっても、また社畜に生まれたい。社畜社畜happy♡」
村民ども:「ナンマイダァ〜ナンマイダァ…」
カマクサ・ムシロー:「お前らは、貴重な労働力だ。手荒なことはしたく無かったが、こう抵抗されては仕方がない。死なない程度に懲らしめて、縛り上げろ!」
隠れカマシタン:「了解!!」
声:「待たんか!隠れカマシタンの青二才どもめ」
すぐにスワル:「お主ら、ちょいと派手に暴れすぎじゃな」
カマクサ・ムシロー:「おいおい、森に住み着く小汚い隠とん者たちが何の用だ!まさか村民に協力するとでも言うんじゃ無いだろうな?」
すぐにスワル:「そのまさかじゃ、お主らの様な凶暴な青二才どもに島を支配されるぐらいなら抵抗するのも一興じゃわい!!」
いつもタツオ:「まずい!皆の衆、離れるんじゃ!壮絶な戦いが始まるぞ!!」
声:「hey!!シット・ア・ファッカーメーン!!」
ピィリ ピィリ ピ〜ヒャロラ ヒャ〜ラ〜♪
ヤミノ・ペイメイ:「えっ?この声は…」
カマクサ・ムシロー:「まさか!戻ってきたのか!」
声:「ジャスト・スティル・ゲッタウェイ♪」
ピィリ ピィリ ピ〜ヒャロラ ヒャ〜ラ〜♪
すぐにスワル:「なんじゃ?この乗りの良いサウンドは?」
イチモツ・コタロー:「か、身体が勝手にリズムを刻んでしまうっ!」
シメノ・ダイフク:「最高のグルーヴ感だよ!」
ユカノ・モプコ:「嗚呼!ヘドバン(リズムに合わせて頭を縦に振る)しちまうなぁ」
ウマミ・スー:「あっ、皆んなを見て!武器を捨ててリズムに乗り出したわ!」
声:「ノーウェイ!!ノーマネー!!」
ピィリ ピィリ ピ〜ヒャロラ ヒャ〜ラ〜♪
ヒノキダ・ゲンコク:「何ていう骨太サウンドなんじゃ!足が勝手に音の鳴る方へ向かってしまうわい!」
ホウ・マン:「もう、大興奮ね!早く歌い手さんを拝見したいわ♡」
ヨウ・レイ:「ヘビィな音楽ね!見つけたら私がモノにするわよ!」
声:「シャウト!トゥミッ シャウト!」
ピィリ ピィリ ピ〜ヒャロラ ヒャ〜ラ〜♪
かつのカケヨ:「何の音?誰かラップ歌ってない?」
ヤミノ・ウマコ:「この声ってもしかして?カケヨさん、声がする方に向かいましょう!」
かつのカケヨ:「いいけど…アンタ勝手に動いて大丈夫なの?仲間に怒られない?」
ヤミノ・ウマコ:「この声の主があの人なら大丈夫よ!」
いつもタツオ:「しかし、いったい何処から聞こえて来るんじゃろ?」
ナメック・ジロー:「ん?うさん大橋の上だ!!!」
デ〜ン!!(※英語は雰囲気だけ味わって飛ばしてくれ)
男:
「I don’t care about your stomachache ♪」
(お前の腹が痛むなんて俺の知ったことではないさ)
「If you have a little fighting spirit, come out♪」
(もしもお前に僅かでも闘志があるならば、ぶちまけてやれよ!)
「All the anger and sorrow are spurt out from the asshole, and good-bye♪」
(怒りや悲しみも全てケツの穴から噴き出しちまってオサラバさ!)
「come on!」
(来いよ!)
「It’s not time to stupid fight♪」
(下らない争いをしてる場合じゃないぜ!)
「Going to see the real us♪」
(本当の俺たちに会いに行くのさ!)
村民たち「ワァーワァー♪いいぞ!!」
ピィリ ピィリ ピ〜ヒャロラ ヒャ〜ラ〜♪
バンッ!
チェリー・サワタ:
「Let’s go! Diarrhea’s Radio!!」
(行こうぜ!下痢のレディオ!!)
「Kick your ass!」
(くそったれな自分をぶっ飛ばせ!)
「Let’s go! Diarrhea’s Radio!!」
(行こうぜ!下痢のレディオ!!)
「Just forget everything!」
(しみったれた過去は帳消しだ!)
※作詞作曲:チェリー・サワタ
先住民族達:「チェ、チェリーが帰って来たぞ!!!!!キャー♡」
ヤミノ・ペイメイ:「おぉ、ワラワの愛しのチェリーよ…戻ってきたか」
カマクサ・ムシロー:「あの野郎!待たせやがって。もっと、もっとだ!そのソウルフルな魂を味わいたいんだ!島なんてくれてやる!嗚呼、下痢のレディオ!!」
ヤミノ・ウマコ:「必ず帰って来ると信じていたわ!」
ペイン・ポスギ:「おい、オレたち完全なる咬ませ犬じゃねぇか?」
上杉・雲双:「うぬぅ。まっ良いか♪」
ウマミ・スー:「争いの絶えなかった島全体が1つになって行くわ。これが神曲、下痢のレディオなのね!」
いつもタツオ:「あの男にこんな力が隠されていようとは…」
-ナレーション-
こうして争いが収まり、島全体が1つになった
かに思われたが…
ドガガガガガガーン!!!
いつもタツオ:「な、なんじゃ!!」
「!!」
超大型 夜黒龍:「ガッハッハッハッ!」
シタ・タカ:「ヒャーヒャッヒャ、テメェら皆殺しだ!!」
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-ナレーション-
突如として現れた「超大型 夜黒龍」に島全体が恐怖に震えた…。
うさん村はチェリー・サワタの音楽で、天国への扉をノックしたかに見えたのだが、再び姿を現したシタ・タカによって奈落の底に引きずり込まれてしまうのか。
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-つづく-