うさん村の物語

うさん村の旅行記:⑦「村民デモ」編

 

 

 

コンコンッ

ナメック・ジロー:「はぁはぁ、ヒノキダ先生!」

ヒノキダ・ゲンコク「誰じゃ?おぉ、タツオ先生のところの生徒さん!どうしだんじゃ?」

ナメック・ジロー:「大事なお話があります。今、アカシさんが村民の皆さんを呼びにいっておりますので少々お時間を下さい」

 

コンコンッ

メザメノ・アカシ:「ヒノキダ先生、お久しぶりです。今日は大切な話がありまして、失礼させて頂きます」

 

ザワザワ

村民:「おい、皆んな呼び出していったいどうしたんだ?」

メザメノ・アカシ:「時間がないので挨拶はこの程度で、村民の皆様にお集まり頂いたのは、タナカ・シリゾウ村長の出した隠者討伐令(いんじゃとうばつれい)の話です」

ヒノキダ・ゲンコク「隠者討伐令?我々は何も知らされておらんぞ」

メザメノ・アカシ:「そうですか…。では、タナカ村長が公費で隠者の森奥地に築いた、おしりんハウスについて皆様は御存知ですか?」

 

ザワザワ

ヒノキダ・ゲンコク:「おしりんハウスじゃと?ワシは知らんが…。ここに居る者は誰も知らない様じゃな。それは何かの証拠でもあるのか?」

ナメック・ジロー:「これが、役場で見つかった建設に関わる証拠資料のコピーです。建設を委託した会社は村外の企業で、タナカ村長のサインもあります」

ヒノキダ・ゲンコク:「どれどれ…う〜む。どうやら本物の様じゃな、今度、タナカ村長に会った時にワシが話をしてみるかのぅ」

村民:「これが本当なら次の選挙はタナカ村長には投票しないわ」

メザメノ・アカシ:「ところが、そんなのんびりした事を言ってもいられないのです。皆様は で〜ぶランニングという人工知能の話を聞いた事がありますか?」

ヒノキダ・ゲンコク:「で〜ぶランニング?知らんな、いったい何じゃそれは?」

メザメノ・アカシ:「では手短にお話ししましょう」

「上の①〜③の絵を見て下さい」
※覚えている人は飛ばしてね

 

①は私が作り上げた人工知能「で〜ぶランニング」です。この装置は、うさん商業地域で最も巨大なビル「バナナ社」の地下深くで稼働しております。

②はこの「で〜ぶランニング」の内部です。ミクロレベルの小さな相撲取り型の因子がランニングマシーンの上を走ることによって自家発電を可能にしました。この小さな力士たちは、分裂や合体を繰り返し数を増やす事も減らす事も自由自在です。記憶を司る機能もあるために、どんどん知識が蓄積されていきます。
③うさん島の全体マップですが、紫のエリア内は既に「で〜ぶランニング」の監視下に置かれております。つまり電気が通っているところは、小さな力士たちが行ったり来たりでき、情報を「で〜ぶランニング」本体に伝達しているのです。

メザメノ・アカシ:「しかし、数ヶ月前にあってはならない事が起こったのです!そう、あり得ないバグが発生したのです」

「全て均一の筈の相撲取り型 因子の中に、一人横綱因子が発生したのです」
「この 夜黒龍 と呼ばれる一人横綱因子はランニングしないどころか、他の力士たちを締め上げては服従させ一団を築いたのです!そう、私の方程式には無い展開」

ヒノキダ・ゲンコク:「まさか、村がそんな物によって管理されていたなんて…ワシは知らんかった」

ザワザワ

メザメノ・アカシ:「知らないのも無理はありません、『で〜ぶランニング』自体は非常によくできた人工知能で、今も我々の生活を支え続けています。村の混乱を防ぐ為に、これは機密情報としてバナナ社のカケヨ社長と開発者の私しか知らない筈なのですから…。ところが先日、例のバグ因子の夜黒龍が役場に出没したのです。そう、呼び出したのが村長秘書のシタ・タカで、夜黒龍を作って人工知能内に侵入させた張本人なのです!」

ヒノキダ・ゲンコク:「しかし、シタ・タカ君は善人として知られ、我々村民達のことを一番に考えてくれている」

ナメック・ジロー:「シタ・タカは夜黒龍との密会をタツオ学院の生徒達に目撃され、生徒達に在らぬ罪を着せて留置場に拘留しました」

ヒノキダ・ゲンコク:「あの好青年のシタ・タカ君がそんなことを…。とても信じられん」

 

ザワザワ

メザメノ・アカシ:「やはり寝耳に水な事ばかり、なかなか信じてはもらえませんよね。では、一枚の写真をみて頂きたい」

※前回、撮影した写真

メザメノ・アカシ:「これは先程、隠者の森北西で捉えた決定的瞬間です。村長と一緒に写っているのが、ほころび組と呼ばれる美女軍団です。そして、背後の建物が公費を不正に使って建てた通称おしりんハウスなのです!」

ヒノキダ・ゲンコク「これは…酷い!」

 

パリーン!(お皿の割れた音)

ホウ・マン:「ね、姉さん!!この写真に写っているのは私の姉さんです!」

ヒノキダ・ゲンコク:「なに?どういうことじゃ?」

ホウ・マン:「こ、この写真の一番手前に写っている女性は、妖麗(ヨウ・レイ)という私の姉です。先月、うさん村に移ってきたのですが仕事を探しておりまして…。シタ・タカさんが良い仕事を紹介してくれるという話になったので、私も安心しておりました。まさか、こんなところに住まわされているなんて!酷い!!」

メザメノ・アカシ:「おそらくはシタ・タカに騙された様ですね。タナカ村長の好みだったのでしょう。あの厳重な建物では簡単に外にも出れませんし、出たところで隠者の森奥深く…。今回の隠者討伐令は、このおしりんハウスの発覚を恐れて周辺に暮らす隠者を排除する為のもの。全てはタナカ村長と、それを利用しようしたシタ・タカの企てで間違い無さそうです。そして、村の心臓ともいえる 『で〜ぶランニング』までも手中に収めようとしている。村を乗っ取る気なのか!!」

ヒノキダ・ゲンコク:「ゆ、許せん!!!!!」

※誤解があってはいけないので補足、ゲンコク氏はイヤらしい顔をしているのではありません。怒りに震えているのです!

村民たち:「おい、これはもう許せない!!皆んなで役場に押しかけよう!!武器になる物を持って、うさん大橋に集合だ」

「おおー!!」

 

 

 

 

 

※一方、隠者の森うさん川周辺では

上杉 雲双が猛威を振るっていた…

 

 

上杉 雲双:「すぐにスワルはどこじゃぁぁ!」

 

隠とん兵:「スワル!どうする、これじゃ俺たちは…」

 

すぐにスワル:「ワシらはただ運命を受け入れる事しか残されておらん…。身をひそめ、嵐が過ぎるのを待つのじゃ。ひと時の夢、幻の如くなり♪(アカシよ、我々の戦いは終わった。あとはお主にかかっておるぞ)」

 

タッタッタ

討伐軍 連絡係:「上杉様!伝令です!役場から一報がありました。なんと村役場が…村民のデモ隊に包囲されました!!!」

「ギロッ!!」

討伐軍 連絡係:「ひぇ〜切らないで!」

上杉 雲双:「なんじゃと!!詳しく話せ!」

隠とん兵:「あれ?討伐軍と上杉が引き返していくぞ!」

すぐにスワル:「アカシ達がやりおったわい!よし、負傷者を集めろ!」

隠とん兵:「連れてきたぞ!」

 

負傷隠とん兵:「お〜い!はやく何とかしてくれー」

 

すぐにスワル:「アカシが開発したスカっぺ細胞入りの瞬間接着剤じゃ!ほれ」

 

ヌリヌリ

負傷隠とん兵:「ありゃ?」

 

ヌリヌリ

負傷隠とん兵:「おろっ?」

 

すぐにスワル:「よし!討伐軍をもう少し足止めするぞ!いくぞ!」

 

隠とん兵:「ヒャッホー!」

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-ナレーション-

アカシとジローは村民デモの誘発に成功した。しかし、上杉率いる討伐軍が役場に引き返した。討伐軍の到着までにタナカ村長と黒幕シタ・タカを捕らえることはできるのか。

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「ワァーワァー!!」

 

村民:「タナカ・シリゾウとシタ・タカ出てこい!隠者の森に建てた おしりんハウスについて説明しろ!!」

村民:「そうだ!そうだ!」

 

 

タナカシリゾウ:「シタ・タカ!どういうことだ。計画は問題なく進んでいると申しておったろう!なぜ村民どもが我がハウスの事を知っているんだ」

シタ・タカ:「お言葉ですが村長、昨日おしりんハウスに向かう途中で誰かに尾行されておりませんでしたか?」

タナカ・シリゾウ:「ワシが警戒を怠るはずがなかろう。お主、ワシのせいにするつもりか!」

シタ・タカ:「いえ、滅相もございません…(チッこのポンコツめ!どこでヘマをやらかした!)」

 

ヒノキダ・ゲンコク:「こうなれば、力づくでも引っ張り出すぞ!皆んな、突撃じゃ!」

村民:「いくぞー!」

「ワァーワァー」

 

タナカ・シリゾウ:「上杉のノロマはまだ戻って来んのか、何をやっておるのじゃ!警察署長を解任するぞ。おい、やめろ!入ってくるんじゃない!扉を閉めろ」

役人:「よし、村民どもが入れないように扉を塞げ、鍵を閉めろ!」

 

ヒノキダ・ゲンコク:「扉を塞ぎおったか…皆、下がって目を閉じておれ!」

村民:「おい、もしかして治療用の技をここでやるのか!」

ヒノキダ・ゲンコク:「ハァァァァァ!波動砲七変幻(はどうほう しちへんげ)!」

 

 

 

ピカッ

ドガァァァァアアアアアアアン!

 

役人:「と、扉を破壊しやがった…」

シタ・タカ:「ま、まさか。チッこれでは上杉が戻る前に捕まってしまう!」

 

村民:「シリゾウとシタ・タカを取り押さえろー!!」

「ワァーワァー」

役人:「ひぃー!お助けください!!逃げろー」

 

タナカ・シリゾウ:「この狭い役場では隠れていても時間の問題、シタ・タカ!なんとかしろ!」

 

シタ・タカ:「止む終えん…」

 

 

 

 

シタ・タカ:   「タナカ村長がいたぞぉぉ!!」

 

ドンッ!(シタ・タカがシリゾウに回し蹴りを見舞った音)

 

タナカ・シリゾウ:「えっ?シタ・タカ!貴様!」

 

村民:「タナカ村長がいたぞ!!捕らえろ!」

 

タナカ・シリゾウ:「まて、待ってくれ!これには訳が、やめてー!!」

 

 

村民:「よし捕獲!!残るはシタ・タカだ、探せ!」

 

シタ・タカ:「ふぅ、あぶねぇ。隠し通路を作っておいて正解だったな。今回は間一髪だった、バカ村長をおとりに使わなければ捕まっていた…。村民どもめ覚えていろ!」

 

ナメック・ジロー:「いないか、まずい。シタ・タカめ、村長をおとりに使って上手く逃げたか…」

 

 

 

こうして村全体を揺るがした大騒動は、村長タナカ・シリゾウの捕縛と側近シタ・タカの逃亡という形で幕を閉じたのである…。

 

 

 

 

 

※一方、この頃メザメノ・アカシは、うさん警察署の留置場にタツオ達の救出に向かっていた。

メザメノ・アカシ:「今なら留置場の刑務官も少ないはず、急がねば!」

 

 

※うさん警察署 留置場 女収容所

ウマミ・スー:「ど、どうしよう。なんで私がこんな所に入っちゃったんだろ…。お父さんとお母さんに何て言えばいいの。ねぇ誰か助けて」

女囚人:「あんた!さっきから うっさいわよ。あれ?随分と育ちの良さそうな御嬢さんだこと」

ウマミ・スー:「あなたは?私は、無実の罪でここに入れられてしまったの!助けてよ!」

女囚人:「アンタに何があったのか何て知らないわよ!大体、直ぐに人にすがるところを見ると、アンタ自分のことばっかり考えるタイプでしょ」

ウマミ・スー:「まぁ確かに…。タツオ先生を裏切ったことは悪く思ってるわ…」

女囚人:「ほら、思い当たる節があるでしょ。まぁでも過ちを認めただけマシってものね。私の名前はヤミノ・ウマコ、キナ臭島で暮らす『ヤミ陰陽師(おんみょうじ)』よ」

ウマミ・スー:「ヤミ陰陽師?」

ヤミノ・ウマコ:「あんた、うさん村に住んでて『ヤミ陰陽師』を知らないの?もぐりでしょ。私たちは、昔からこの地で暮らし呪術によって村を動かしていたのよ」

ウマミ・スー:「呪術?占いみたいなもの?この村にそんな時代があったなんて知らなかったわ」

ヤミノ・ウマコ:「あなた本当に何も知らない御嬢さんだこと。そんなに古い話しじゃないの。最近までは我々が大きな力を持っていたのよ。あの忌まわしき会社が出来るまでは…」

ウマミ・スー:「忌まわしき会社って、もしかしてカケヨ社長のバナナ社のこと?」

ヤミノ・ウマコ:「あら、バナナ社のことは知っているのね。あの会社の作り出したハイテク機器の数々によって、私達は権力も仕事も全て奪われたのよ」

ウマミ・スー:「それってユーフォン(スマホ)やモッスブック(PC)のことね!今は一人一台持っていて正確な天気予報も毎日チェック出来るわ」

ヤミノ・ウマコ:「そう、雨乞いなども我々の重要な仕事だったのに…。元々私達が住んでいた場所は、あの会社が出来て商業地域として急速に発展したの、そして私達は居場所を失いキナ臭島に落ち延びたという訳よ」

ウマミ・スー:「あなた達の怨みは相当なものがありそうね。何だか気の毒ね」

ヤミノ・ウマコ:「私達の苦しみはそれだけでは終わらなかったわ。元々キナ臭島には『カマクサ一族』という先住民族が住んでいたの。この『カマクサ一族』が後から来た私達を追い出そうと攻撃を仕掛けてきたのよ!」

ウマミ・スー:「カマクサ一族?」

ヤミノ・ウマコ:「本当に何も知らないのね!『カマクサ一族』というのは、うさん村で草刈りを生業として細々と暮らしていた部族だったの。商業地域の発展によって刈る草が無くなったのと、全身に植物のタトゥーを施した独特の風貌が災いして村の皆んなから疎外されていったのよ」

※カマクサ一族

「彼らは隠れカマシタンと呼ばれ、キナ臭島に移り住んだの。その中で、ひとりの神童が生まれたの。カマクサ・ムシローという青年が一族を束ねるようになったのよ」

※中央、カマクサ・ムシロー

「彼は島の狂気と呼ばれ、比較的おっとりしていた『カマクサ一族』が過激化していったのよ。私達ヤミ陰陽師への攻撃を支持したのもこの男よ。そう、私達の一族が滅ぶのは時間の問題で細々と暮らしていた…。ところがある日、私の姉のヤミノ・ペイメイに神が舞い降りたのよ!」

※中央がウマコの姉、ヤミノ・ペイメイ

「彼女の呪術の力は絶代で、弱体化していたヤミ陰陽師たちも彼女の力を拠りどころに結束が深まったの。以来ペイメイは神格化されたって訳」

ウマミ・スー:「なんだか複雑な話ねぇ。」

ヤミノ・ウマコ:「狭いキナ臭島で、ムシロー率いる『カマクサ一族』と、ペイメイ率いる『ヤミ陰陽師』の対立が激化していった訳なの…。そんな最中、ひとりの旅人がキナ臭島を訪れたの」

ウマミ・スー:「旅人?」

ヤミノ・ウマコ:「そう、ギターと呼ばれる西洋楽器を持った彼の名はチェリー・サワタ。部族同士が争っている真っ只中で、彼の名曲『下痢のレディオ』を歌い出したの。すると次第に彼の奏でる骨太サウンドに魅了され、両部族が武器を捨ててヘッドバンキング(頭を縦に振ってリズムに乗る)を始めたのよ!」

※チェリー・サワタのイメージ

ウマミ・スー:「音楽の力が争いを止めたって事ね。『下痢のレディオ』は神曲ね!」

ヤミノ・ウマコ:「そう!怒りや憎しみは音楽で表現して、争うことよりも楽しく生きようという雰囲気がキナ臭島を包んだのよ。それだけじゃないわ、チェリー・サワタは両部族の党首に楽器を教え、サワタ・テンプル・パイロッツという3ピース(サワタ、ムシロー、ペイメイの3人)バンドを結成したのよ!」

ウマミ・スー:「サワタ・テンプル・パイロッツ?聞いたことあるわ。同じ学院生のユカノ・モプコという子がファンなのよ」

ヤミノ・ウマコ:「サワタ・テンプル・パイロッツは世界ツアーを企画する程の人気バンドになったわ。ところが数ヶ月前に、バンドリーダーのチェリー・サワタが隠者の森 野外ライブの後で失踪してしまったの…。キナ臭島のシンボル的な存在のチェリー・サワタを失い、ムシローとペイメイは音楽を忘れ、うさん商業地域を取り戻そうと武力による奪還計画を練り始めたの」

ウマミ・スー:「商業地域の奪還計画?た、大変。カケヨ社長に知らせなきゃ!」

ヤミノ・ウマコ:「残念ながら、もう遅いと思うわ。計画通りなら明日には商業地域を襲うはずよ。それに、アナタには知らせる手立ても無いでしょう。私は明るくて楽しかったキナ臭島に戻って欲しくて、チェリー・サワタを探しに隠者の森を訪れていたの。その最中、おしりんハウスと呼ばれる建物を発見してしまい、シタ・タカという男に罪をでっち上げられて留置場に拘留された訳よ」

 

 

ギーッ!バタン

いつもタツオ:「スー!急げ!脱出するぞ」

ウマミ・スー:「タツオ先生!!!ごめんなさい、私とんでも無い事をしてしまって…」

イチモツ・コタロー:「スー!話している暇はないぞ。警察署が混乱している内に早く!」

メザメノ・アカシ:「急げ!刑務官たちの睡眠薬の効き目が切れてしまう。早くいこう」

ウマミ・スー:「ウマコさんも一緒に逃げましょう!」

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-ナレーション-

村民のデモによってシリゾウは捕縛され、隠者討伐令も失敗に終わった。黒幕シタ・タカを逃してしまったが、タツオとタツオ学院生の奪還に成功したのだ。ジローの計略は見事に的中したと言って良いだろう…。しかし、あらたに浮上したキナ臭島と商業地域をめぐる争いはどうなってしまうのであろか。謎は深まるばかりである。

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-つづく-

うさん村の旅行記:⑧「先住民族の奇襲」編 ※「村民デモ」翌日、ヒノキダ治療院にて ヒノキダ・ゲンコク:「それにしても、昨日の混乱から...
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ハシバ・トヨキチ
『ようこそ!うさん村へ』編集長のハシバ・トヨキチです。 余暇を使ってギャグコンテンツを作っています。当サイトでは仮想の村『うさん村』を題材に、4コマ漫画や暮らしに役立つ情報まで幅広く発信しております。