
※「村民デモ」翌日、ヒノキダ治療院にて

ヒノキダ・ゲンコク:「それにしても、昨日の混乱から一日が経って、村も落ち着きを取り戻したのぅ。それとヨウさんが手伝ってくれて助かりますぞ!ホウくんとワシだけでは手に負えないわい」

ヨウ・レイ:「いえ、私こそ おしりんハウスから救い出して頂いて皆様には感謝しております。妹のホウにも会えた事ですし…ありがとうございます。」

ホウ・マン:「姉さんが無事で何よりだわ。それにしても休んでいる暇は無いわね、うさん川から次々に怪我人が流れ着いてくるんだもの」

うさん警察署 署員(元討伐軍):「ホウさ〜ん♡喉が渇いちゃった(テヘペロ)」
「ヨウさ〜ん♡背中がカユイ!掻いてくださぃ(テヘペロ)」

ヒノキダ・ゲンコク:「こやつらの大半が仮病じゃないのか?まぁ良いは、今日は忙しくなりそうじゃ」
コンコンッ
バタン!!

いつもタツオ:「ヒノキダ先生!急病患者じゃ、診て頂けんだろうか」

ヒノキダ・ゲンコク:「タツオ先生!心配しておりましたぞ、とんだ災難でしたな」

いつもタツオ:「いやいや、生徒たちも一回り大きくなったようで、吾輩にとっても貴重な体験になりました。それより先生、急病の患者をみて頂けませんか、留置場で吾輩に隠者討伐計画(いんじゃとうばつけいかく)を教えてくれた人物なのです」

ヒノキダ・ゲンコク:「どれどれ、連れてきて下さい」

皆の衆:「エッサホイサ、エッサホイサ」
シメノ・ダイフク:「この人です!急がないと危ない」

男:「お、俺もここでお・わ・り・か…」

ヒノキダ・ゲンコク:「なるほど、これは少々荒治療が必要なようじゃな。ホウくん、骨盤矯正装置と電流オーライ装置の準備をしてくれ」

ヨウ・レイ:「ホウ、私も手伝うわ!」
ホウ・マン:「お願い」

いつもタツオ:「そういえばスーよ、さっき留置場を脱出する際に一緒にいた女性は何者じゃ?」

ウマミ・スー:「あの人は『ヤミ陰陽師』の人で、ヤミノ・ウマコさんという人よ。実は大変な話を聞いてしまったの…今日、先住民族の『カマクサ一族』と『ヤミ陰陽師』が商業地域を襲う計画を立てているそうなの!」
※イメージ

※カマクサ一族

※ヤミ陰陽師

いつもタツオ:「そ、それは大変じゃ!しかし、昨日の村民デモの一件で村の行政機関は機能しておらんだろうし、村長を拘留してしまった今では指揮系統も何もない状況じゃ」

ヒノキダ・ゲンコク:「カケヨ社長に知らせて商業地域の人を非難させるより他ないか…」

ホウ・マン:「ヒノキダ先生、準備が整いました」

ヒノキダ・ゲンコク:「よし、先ずは施術じゃ。では、患者さんをこちらに」

男:「うぅ」
ヒノキダ・ゲンコク:「では、ホウくんが骨盤矯正装置を、ヨウさんが電流オーライ装置のスイッチレバーを同時に下げてくれ!」

ホウ、ヨウ:「せーのっ!」
ガチャッ
「ぷるん♡」「ぷるん♡」

ヒノキダ・ゲンコク:「ムヒョヒョー!」

イチモツ・コタロー:「だからエロ坊主のカットはいらねぇだろ!」

ヒノキダ・ゲンコク:「よ〜し、いい具合にツボのポイントがズレてきたぞ。では皆さん、下がって目を閉じていて下さい。ハァァァァァ、波動砲七変幻(はどうほう しちへんげ)!!」
ピカッ
バギバギバギッボギー!!
男:「ぎゃあああああ」

男:「ふぅ、身体が軽いぞ。復活だぜ!」

いつもタツオ:「お主、見違えるようじゃぞ!」

イチモツ・コタロー「ありえねーだろ!どこからギターが湧いてきたんだ」

男:「さっきそこのお嬢ちゃんが話していた『カマクサ一族』と『ヤミ陰陽師』ってのは、Meの友達だぜ!そう、俺の名はロックの神さまチェリー・サワタだ!」
ガチャ

村民:「大変だ!商業地域の方から煙が上がっているぞ!」

一同:「何!!!」

チェリー・サワタ;「ムシローとペイメイめ!おっぱじめやがったか!誰か、案内してくれ!」
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-ナレーション-
ついにキナ臭島のヤミ陰陽師と隠れカマシタンが動き出した。商業地域からは無惨にも黒煙が上がっている。そしてチェリー・サワタという男は、果たして役に立つのであろうか。
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「村民デモ」翌日の夜明け前、キナ臭島から無数の船が商業地域へと向かっていた。


ヤミノ・ペイメイ:「ワラワ達の土地を荒らし、環境を壊す憎き経済人(ビジネスパーソン)どもを一掃しようではないか!さあ、進むのじゃ!!」

カマクサ・ムシロー:「ペイメイ!朝方やつら経済人どもが豚箱(会社)に収まったら、一斉に総攻撃を仕掛けるぞ。総本山はバナナ社だ!」

※うさん商業地域 バナナ社 最上階
エレベーター:「チーンッ ウィーン」

かつのカケヨ社長:「おはよう。皆んな、昨日の村民デモの事は聞いているわね。タナカ村長が公費の不正利用をあばかれて、訳を知った警察署長の上杉さんの同意の元、村民達の手によって留置場に拘留されたわ。今は、村の行政機関も機能していないの。午後からは村民会議に呼ばれているから、今日は皆んな宜しく頼むわね」

社員達:「承知しました!」
社畜1号:「この際、カケヨ社長が新しい村長になった方がいいんじゃないですか?」
社畜2、3号:「そうだ!そうだ!」

かつのカケヨ:「私はそういうの興味ないわ。村に経済では貢献するけど、政治的なものは好きじゃないの。今日の村民会議で新しい村長の立候補を募って、選挙戦が始まるはずよ」
パリーンッ!
ドンッ
外からの声:「ワァーワァー!!」

一同:「!!」

かつのカケヨ:「何の騒ぎかしら?」

社員:「た、大変です社長!訳の分からん連中が商業地域を奇襲し始めました!周辺のビルから煙があがっております。我が社のビルも危ない!」

かつのカケヨ:「どういうことよ?」


カマクサ・ムシロー:「おい、皆んな!ここにいる経済人どもには手は出さなくていい、抵抗してくる奴だけ縛り上げろ。経済人には占領した後でみっちり働いてもらうからよぉ」

ヤミノ・ペイメイ:「ワラワ達はバナナ社を攻めて、かつのカケヨ社長を捕まえるのじゃ!」

ヤミノ・ウマコ:「ペイメイ姉さん。手荒なことはしない約束ですからね!」

ヤミノ・ペイメイ:「わかっておるわ。じゃがウマコ、これは戦じゃ。場合によっては甘い考えは捨てることじゃ」
※バナナ社 最上階

社畜1号:「いったい奴らは何なのですか?」
社畜2号:「あっ、隣のビルもやられた!次々にビジネスマン達が村の方に逃げていくぞ!我々も逃げねば」
社畜3号:「イヤん!怖ーい!」

社員:「火炎瓶の様なものが投げ込まれ、我が社も3階と8階から煙があがっています!下の階の社員の報告によれば、怪我人はいない様です。皆んな商業地域から村の方に退避させています!」


かつのカケヨ:「わかったわ!私たちも逃げるわよ。エレベーターは危険ね、非常階段から逃げましょう!内線電話はまだ通じるみたいだから、各階に非常階段で逃げる様に伝えて!」
※バナナ社 1階 喫茶店ニシキノバックス前

ヤミノ・ペイメイ:「次から次に経済人どもが逃げていくねぇ。まるでアリの巣を見てる様じゃ、社長のカケヨはまだ降りて来んのか。見つけるのが困難じゃのぉ」

ヤミ陰陽師:「ペイメイさま!カケヨ社長の旦那を捕まえました!事前の潜入調査で確認しているので間違いないです」

マルコス・ボーロ:「なにするんだヨ!大乱行ふんどしブラザーズのプレイ中なんだから邪魔しないでくれヨ。プロゲーマーになれなかったらお前たちのせいだからネ!」

ヤミノ・ペイメイ:「この男の甘えきった目つき。なぜじゃ、無性に殴りたくなるのは!まぁ良い。かつのカケヨ!!お主の旦那を捕まえた!返して欲しければこちらに参れ!」

社畜1号:「まずい…。あのポンコツ亭主め捕まりやがった!社長、行ってはなりません!」

かつのカケヨ:「ボロちゃま!!あぁ可哀想に、今行くわ!…1号。夕方から重要な商談があるの。もしも私が戻って来られなかったら、マイクノハード社のピル・ケッツ社長に日程変更の連絡をして。世界的な起業家だから、くれぐれも失礼のない様に伝えるのよ」

マルコス・ボーロ:「ヘイ!マイワイフ!!早く助けろヨォ。僕チンが可哀想だろ」

かつのカケヨ:「あなた達、もしかしてヤミ陰陽師でしょ。何でこんなことを…。ボロちゃまを返しなさい!」

ヤミノ・ペイメイ:「返してもいいけど、あなたの身柄と引き換えよ。ほれ、その甘ったれ坊やを離してあげな」

マルコス・ボーロ:「おい、まてヨ。カケヨがいなかったら僕チンの飯はどうなるんだヨ」
バシッ!

ヤミ陰陽師:「クズめ!去れ!!」
マルコス・ボーロ:「ヒェー!僕チンを叩くなんて信じられないヨ。うわーん!」
タッタッタッ

ヤミノ・ウ:「カケヨさん。抵抗はしないで、手荒な真似をするつもりはないから。しばらくの間、付き合ってもらうわ」

かつのカケヨ:「まったくもう。この村は次から次に大変なことが起こるわね。そろそろ本社の移転を考えようかしら…」
※ヒノキダ治療院では


いつもタツオ:「まずいのぉ、商業地域の煙はどんどん強くなってないか?本当に隠れカマシタンとヤミ陰陽師の仕業なのか…」

経済人:「うぅ、何とか逃れることができたか…」

村民:「おい、お前大丈夫か!商業地域から逃げてきたのか?」

経済人:「あぁ、俺は100メートル10秒フラットで走るスプリンターだ…。うさん村大運動会の大会記録も持っている。一刻も早く村の皆んなに知らせようと、ダッシュで走ってきた。商業地域は先住民族の隠れカマシタンとヤミ陰陽師によって占拠された。バナナ社かつのカケヨ社長は先住民族に捕らえられてしまい、商業地域で働く人々は、村に逃げ込んで大混乱になっているよ」

ウマミ・スー:「カケヨさんが捕まっちゃった、大変!」

スプリンターの経済人:「おそらくは、うさん美術館あたりで抵抗する村民と先住民族が戦ってるんじゃないかな。あの辺りには近づかない方がいい!」

一同:「!!」
シメノ・ダイフク:「うさん美術館にはモプコがいるはずだ!!」
いつもタツオ:「モプコが危ないぞ!」
※うさん美術館


カモシカ・ポクサイ:「なんだか外が騒がしいのぉ、また村民デモが始まったのか?」

ユカノ・モプコ:「ポクサイ先生!商業地域から煙が上がってるっす!次々に人の群れがこっちに向かって来てらぁ!」

社畜1号:「くそ!カケヨ社長のところに行きたいが、アイツら相手じゃ歯が立たないぜ」

ヤミ陰陽師:「オラオラ!俺たちの領土を拡大させてもらう!逆らえば杭に縛り付けるぞ」

ヤミノ・ペイメイ:「おや、うさん美術館か。おぉ〜カシマシカシマシ!ワラワの占いによると、この美術館に『うさん島』全域を支配できる鍵が眠っているようじゃ。石像に埋め込まれているようじゃな!」

隠れカマシタン:「よし!根こそぎ奪い取っちゃおうぜ!!」

ユカノ・モプコ:「わぁー!敷地に入ってきた。ナンマイダァ〜ナンマイダァ!ひぇー殺されちまう!」

カモシカ・ポクサイ:「モプコ、静かに。もはや息を潜めるしか無かろう…」

隠れカマシタン:「気色悪いガラクタばっかじゃねぇかよ。見渡す限り『尻』ばっかり」
ボカンッ!!
「ぎゃぁぁぁぁぁああああ!!」
ヤミ陰陽師:「…。」
隠れカマシタン:「おい、どうした?」

ペイン・ポスギ:「おい!人ん家の土地で悪さしてんじゃねぇよ!!」

「!!」

村民ども:「ポ、ポスギ!!よっしゃコイツらをブッ飛ばせ!!」
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-ナレーション-
まさかのポスギ登場に村民達の歓喜の声。普段は村全体から煙たがれていた「ぷぅ太郎忍者」は汚名返上となるのか!
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-つづく-
